「誰もが求めるシックスパック(腹直筋)。 なりたくて、なりたくてたまらんシックスパック。 夢にも見たシックスパック。 なのに何でお前は逃げるのじゃ?」 と嘆いた人は一人や二人では済まないでしょう。 ホント誰もがこれを求めて、ジムではゲロを吐くほどクランチや腹筋をがむしゃらにやっているのです。 しかし分ってない・・・ そんなに腹筋運動をがんばっても、あまり意味が無いという事を・・・。 もともと腹筋を浮かび上がらせたければ、腹筋運動などしなくても良いのです。 極端な話、その腹筋と皮膚の間にある脂肪さえ除けば誰でも見事なシックスパックが浮かび上がるのです。 それでもインフォマーシャルでは、アブフレックスやアブローラーなるものをやっていれば、シックスパックが手に入るような事を宣伝しています。 ところでリポサクション(脂肪吸引手術)というのをご存知でしょうか? いわゆる太い注射器の様なパイプを、皮膚に穴を空けたところから突っ込み、バキュームで掃除機のようにパイプをゴリ〜ゴリ〜と動かせながら脂肪を吸い取る手術です。 恐らくこんな事をするのは、余程太った女性しかしないだろうと考えるでしょうが、実際アメリカでは、男性が非常に多いのです。 しかもです、しかもそんなに太ってない男性達なのです! その理由は一重に血管が浮き出たシックスパックを手に入れたいからなのです。 ニューヨークマガジン誌によると、マンハッタンの有名美容整形外科でリポサクションをする多くのお客は、トレーナー、エアロビクスのインストラクター、フィットネス競技者、スポーツ選手、ボディビルダーとなっているそうです。 何れも自己の理想への限界を感じた時に、リポサクションを頼る事になるそうです。 リポサクションの普及は、新しい吸引テクノロジーの導入が原因となっています。 しかし現在でも、部分的な脂肪除去のみで、沢山の脂肪を一気に取り除く事は無理です。 また肥満解消の為のものでも有りません。 この手術名を専門用語で、チュームセント・リポサクション(tumescent
liposuction)、またはチュームセント・テクニックと呼びます。 手術には、沢山の溶液を皮下に送り込んで脂肪と一緒に吸い上げるというものです。 その溶液に含まれるものとは、主に塩水、局部麻酔、アドレナリンです。 確かに経験を積んだ整形外科の先生と麻酔専門家がいれば、失敗の確立が低くなると言うものの、やはりそこは所詮人間が行うものですから、”弘法も筆の誤り”というのが稀に有るのです。 手術後の見栄えの良さを左右するもの 実は扱うパイプの太さが出来栄えの良さを左右するのです。 実際多くの整形外科士は、太いパイプを使いたがります。 理由はより多くの脂肪が取り除けると考えるからです。 しかしこの太いパイプが皮下の分厚い脂肪層を突く様に吸い上げると、それは丁度スイスチーズの様な形で穴空き状態に脂肪層がなるのです。 そうして穴の空いた部分が潰れると、穴が空かずに残った部分は分厚く残ってしまうのです。 これは表面から見ると均一ではなく、デコボコした状態です。 こうなると元の状態に戻るまで、随分と時間がかかり、その間非常に醜い肉体を晒す事になります。 1 2 |