インターバル・トレーニング
 インターバルトレーニングとは一定の時間や距離を決め、その間に運動を繰り返す事を言いますが、この手の
 運動は、筋肉をコントロールする神経の反応時間を短縮し、動きを機敏にする効果の他、血液を体中に効率
 良く送り込む様になり、早くなる新陳代謝に細胞が対応出来るようにします。 

  インターバルトレーニングは、距離、反復、激しさ、休息という4つが構成を成しています。 周3回以上イン
 ターバル・トレーニングを行うのは、あなたを疲労で困憊させる上、ケガにも繋がるので注意しましょう。

  インターバルトレーニングはどんなエクササイズやスポーツにも応用出来ます。 例えば中距離走なら、400m
 を90〜100%の激しさで走るのを何本か繰り返します。 ボクサーならバッグ打ちを15分間続けた後、1分の
 休息を繰り返します。 水泳選手なら、100メートルを90%の激しさで泳ぎ、3分の休憩というのを10本繰り
 返す等です。     (Superfitness for Sports, Performance and Health, Boston: Allyn and Bacon, 2000)

                                

 リバウンド:それは肉体のあなたへの復讐
  もしあなたが典型的な減量挑戦者なら、先ず自分のお腹を見て、”こりゃ何とかしないと!”と思って流行り
 のダイエットプログラムをトライするでしょう。 そして幾らか体重が減ります。 ヤッターッ! と、言うのもコレ
 まで。 早速食事を元に戻した瞬間、あれよアレヨという間に体重は減量前より一揆増えます! これが誰し
 も体験するリバウンドです。 スポーツ栄養士のナンシー・ベネットさんによると、1日に摂取カロリーを800程
 に落とすと、無くした半分は実質筋肉だと言います。 ご存知の様に、筋肉は有れば有るほど消費カロリーが
 大きい訳です。 その筋肉が落ちたのですから、前と同じ食事をしていても、消費カロリーがダイエット後では
 少なくなっているので、前にも増した勢いで太るのです。 又それに加え、低カロリー食に有酸素運動をすると、
 更に結果は悪くなります。

  最近の研究で、肥満者を2つのグループに分け、1つ目のグループは有酸素運動を、そして2つ目のグループ
 はウエイトトレーニングをという形でそれぞれ低カロリー食を試してもらいました。 結果は有酸素運動の
 グループは、ウエイトトレーニングのグループより消費カロリーが多いにも関らず筋肉を失ったのに対し、
 ウエイトトレーニングのグループは筋肉の損失を防いだのでした。 筋肉を維持するという事は美しい体の
 ラインを造る上でも重要です。 又食事を元に戻しても、リバウンドになりにくいというのも特徴です。
                                                  (Power 2000 Aug Issue)

                           戻る
        

 パワーベルトは必要?                       ジョセフ・クアトロチ医師 筆

  ジムやフィットネスセンターに行くと、色々なベルトを着けてウエイトトレーニング
 をしている人を良く見かけますが、今迄なぜ着けるのだろう?と思ったこと無いで
 すか? 又何の意味が有るのかな?と思った事無いですか? ココにベルトを着
 けるべきか判断する上での情報を照会してみたいと思います。

 どうしてベルトを着けるの?
  パワーベルトやウエイトベルトと呼ばれるベルトは、本来スクワットやデッドリフト
 等、腰に負担の掛かるエクササイズを実行時に腰への負担を軽減し、怪我になら
 ないようにと使用されています。


 効果は有るの?
  この質問の解答は議論を呼びます。 ある研究では僅かに腰への負担が軽減するという意見も有ります。
 もしくは、”ベルトを着ける事で正しい姿勢をエクササイズ中保つよう意識するようになる”と副産的な効果も
 唄われます。 しかしベルトは殆ど意味が無いという研究報告も沢山有ります。

 ベルトを今迄使ってきましたが、辞めるべきですか?
  その必要は無いと思います。 意味が無いという報告の有無に関係なく、多くのウエイトトレーニングに勤しむ
 人はベルトを着けずにトレーニングをする事は無いでしょう。 少なくとも着けたからと言って体に害を与えるも
 のでは無いのですから。

 ただ忘れて欲しいく無いのが、どんな物でもあなたをケガから守ってくれるものなど無いという事です。 ケガ
 を防ぐには、正しいフォームでエクササイズをする事が何よりも大事なのです。 (efit Aug 29,2000)

 ジョセフ・クアトロチ教授・・・デンバーにあるメトロポリタン・カレッジで、スポーツサイエンスの助教授を務める

                             

 自分の子供にとって悪い手本となっていませんか?
  一体どこの子が自分の親に似たくないと思でしょうか? 子供は親の様に服を装い、親のように喋り、親の
 様に振舞います。 それ故両親が自分達の体重について気にしている事や、カロリー計算をしている事等を
 子供達が見てしまうと、同じ様に食べ物に対し過敏になり、結果的に食べ物に対し否定的な概念を持つよう
 になりかねません。 これは非常にキケンな事です。
  女性の拒食症をフィラデルフィアのレンフリュ・センター(Renfrew Center)で15年間取り組んで来たナンシー
 ローグ(Nancy Logue)医師は、”両親の自分達の体への不満や食べ物に対する不健全な考えは、自然と
 その子達に大きな影響となっています”と語ります。 実際ローグ医師は沢山の拒食症に悩む少女を診てき
 て、その子達の親が大きな原因になっているケースを多々確認してきました

  子供を健康的に、又歪んだ概念を食べ物に対し持たさないよう育てるには、先ず親が自分達の体と食べ物
 に対し歪んだ概念を持たない事です。

  例えば食べ物に対し”コレはダメ”とか”アレは良くない”等と子供の前で述べるのは、食べ物に対し子供に
 概念を植え付ける事になります。 又親が人の体型を評価する事を(太ってるのはダメ、足が短いのはみっと
 もない等)子供の前で口にすると、子供も同じく人を体型で評価し、アラを探すようになるのです。 
  他には親の行動も子供の潜在意識に根を植え付ける事になります。 家族で食事をだんらんする時に、
 母親だけがサラダを食べていると、子供は”食事とは楽しみでなく何か規制するもの”という概念を持ち始め
 ます。 又母親が鏡の前で服を替えながら、”着れる服が無いッ!”等という姿に、子供達は母と自分の
 イメージをだぶらせ、自分自身に不安を持つようになるのです。 

  実際多くの親は自分達の体型に不満を持っているだけに、上記の様な子供への影響は避けがたいものが
 有ります。
 子供を食べ物や体型に対し、偏見を持たせず健全に育てるには、親が先ず自分達の体型に不満を持たず、
 健全考えを食べ物に対し持つ必要が有るとローグ医師は述べます。 ですからあなたの子供の為にも自分
 自身を好きになり、食べる事を楽しみましょう!                 (kids health efit Jan 17,2000)
                                 

 肥満少女は父が原因?
  レインナルド(Dr.Reinald Figueroa-Colon)博士がアラバマ大学のヘルプの基、思春期になる前の少女の
 肥満 について調査したところ、少女の自身の代謝率や母親の遺伝を調べるより、父親の肥満度と体脂肪率
 を調べる方が遥かに予測が当る確率が高い事が判りました。
  研究は3年程に渡って調査されたのですが、その間に肥満になった少女等の父親は、皆かなりの肥満だっ
 たそうです。 レインナルド博士は肥満になる遺伝からの影響率は30〜40%と述べ、残りの60〜70%は食
 べ過ぎや運動不足が原因と説明しています。
  遺伝の影響が多かれ少なかれ個人差は有るにしても、それを理由に運動をしなかったり、不摂生をするの
 は賢明ではないと博士は続けています。                           (Amer J Clin Nutri.)
                                

 子供の睡眠

  恐らく自分の子供が夜中に目を覚まさず朝まで寝てくれたらこんな嬉しい事はな
 いでしょう。 まだヨチヨチ歩きの頃は美味しいクッキーを食べさせてあげるのを約束
 に眠りに着かす等苦労が絶えません。 子供の眠りを監視するのは親として中心
 的な仕事です。 それは子供が小学生になっても同じ事です。 では一体子供は
 どの程度眠れば良いのでしょうか?

  ワシントン大学で麻酔学の教授でもあり、オンライン誌の”子供の為の神経系科学
 (Nueroscience for Kids)”の著者でもあるエリック・シュドラー博士によると、6歳か
 ら12歳の子供は8時間半から11時間必要だそうです。 この時間は毎年徐々に短
 くなるのですが、思春期に再び増えるそうです。 
 ”睡眠不足の子供に良く見られるサインは落ち着きの無さです。 睡眠不足は子供
 を肉体的にも精神的、感情的にも影響を及ぼします”と言うのはカリフォルニア州
 サンマテオ市で小児科医院を営むアラン・グリーン医師です。 

  私達は眠っている間に体を修復します。 言い替えれば良く眠る程病気になりにくいという事です。 そう
 いう意味で日頃大人以上にバイ菌と接する子供にとって、睡眠は重要なものです。 又成長ホルモンの分泌
 は、眠りが最も深い時に沢山分泌される事からも、睡眠不足は子供の成長(身長)をも阻むとグリーン医師は
 言います。

  睡眠不足は学習力も低下させるとグリーン医師は言います。 夜更かしは翌日学校で注意力を落とし、授業
 から学ぶ能力も低下させます。 ”睡眠とは子供がその日学んだ事を頭に長期記憶として焼き付ける時間な
 のです”とグリーン博士。 ”幾らでも1日中学ぶ事が出来ます。 しかし夜寝なかったら、学んだ事を思い出
 せないでしょう”と博士は続けます。

 では子供の睡眠不足が起こす結末を理解して貰ったところで、以下に子供が必要な睡眠を摂れるようアドバ
 イスを紹介します。

 1.就寝時間と起床時間を決める。 それは例え週末でも同じです。 グリーン博士は”定刻睡眠は不規則な
   睡眠より健康的”と述べます。
 2.就寝前の30分は寝る段取りをする。 例えばパジャマを着せたり、歯を磨かせたり、ベッドに就いて本を
   読んであげる等は、子供に”もう眠る時間だよ”というメッセージを送る事になります。
 3.寝る一時間前は、子供の気を逆立てるような遊びは避けましょう。
   *逆に日中に行うその様な活動は、夜に子供を深い睡眠に誘います)
 4.午後4時以降は昼寝の様な小さな睡眠を摂らさないようにします。 昼寝は体のリズムに合って良いもの
   ですが、昼間20分以上寝ると夜の睡眠の妨げになる事が有ります。           (eFit Aug 24)

                             
                         
                           Home