フィットネスQ&A      MAY Issue


 テーマ: Cardio                  

Q. なぜかトレーニングレベルが最高時に達したと思った時、カゼを引きがちになります。
  何か理由が有るのですか?

A. 先ず主治医に相談して、自分の体に異常が無いか確認して下さい。 他に言える事は、自分の
  体力レベルが上がれば上がる程、激しいトレーニングが可能になります。 それが結果的に自分
  の肉体を過酷なストレスに曝す為、免疫力低下を招くと考えられます。 この免疫力低下現象が
  起こるのは、通常激しい運動をした直後から2〜3時間の間と言われています。 このタイムゾーン
  が最も抵抗力が低下している時なので、気を付ける必用が有ります。 対策としては、運動後は
  手を洗い、充分な栄養と水分の補給に心掛けて下さい。

Q. 或る雑誌に2ヶ月で10kg〜15kgの筋肉を付ける事が可能だというトレーニング方法が宣伝されて
  いました。 本当に可能なのですか?

A. 不可能です。 筋肉を付けるのには時間が掛かるものです。 個人差は、遺伝子や本人のトレー
  ニングに対する情熱度が原因で異なってきます。 又その様に大きな発達を望むなら、効率の
  良いトレーニングは勿論、大変沢山のたんぱく質を毎回の食事で摂取しなければなりません。
  しかしその様に短期的な発達を試みた場合、無理が重なり、怪我を招く可能性が非常に高くなり
  ます。  賢明な方法は、焦らずじっくり最初の情熱を持続する事です。

Q. 長距離ランナーが限界を感じるのは何が原因ですか?

A. 長距離マラソンをご覧になると、途中で歩き始める人を見掛けます。 いわゆるガス欠状態に
  陥った訳ですが、この様な段階に至るまでには次のようなプロセスを体験する事となります。 
  先ず最初は、筋細胞内に有る炭水化物と脂肪を同時に使い始めるのですが、やがて効率の良い
  炭水化物が先に枯渇する事となります。 すると筋肉はエネルギー源として還元に手間の掛かる
  脂肪のみに”仕方なく”頼る事となります。 この時点から筋肉のパフォーマンスが著しく落ち始め、
  ガス欠状態に陥るという訳です。 一旦このレベルまでエネルギーを枯渇させると、炭水化物を
  再度筋細胞内に取り込んで元の状態に戻すのに、最低でも24時間以上掛かってしまうのです。

Q. 運動レベルが適当で有るかを査定する、何か目安は有りますか?

A. 運動中の脈拍数で運動レベルが適当であるか査定する方法が有ります。 先ず220から自分の
  年齢数を引いて下さい。 そしてその数を、*理想とする数値と掛けて出た数が運動中の1分当り
  の脈拍数です。 *理想とする数値とは、運動を普段からしていない人は60〜70%を指し、比較
  的強度の有る運動レベルなら70〜85%辺りとなります。 例えばあなたが28歳で今迄運動をこれ
  といってしていなかったとしましょう。 この場合、(220−28)x 0.6 もしくは 0.7 となります。 これが
  あなたの理想とする、運動中の1分間当りの脈拍数です。




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