メリード・ウィズ・チルドレン

 

先ず番組は女房ペグが母に合いに田舎に帰るところから始まります。

ペグ: 私がいなくなると、寂しいでしょ?
アル: とりあえずお前が先ず出て行かない事には感じられないな。    (観客笑)
ペグ: あー、沢山食べ物用意しておいたから。 もちろんスーパーマーケットにね!

と、ペグが出て行くと、家には娘のケリーとアルの2人きりになった。

アル: ケリー、いいか? 今から1週間、カアちゃん抜きで2人きりで過ごす事となる。 そこで言っとくが、勘違い
    するなよ。 例えばペグの留守中オレが、”ヤッター!”とか”イヤッホーっ!!”って叫ぶ事があるかもしれん。
    (観客笑)でもな、これはお前のカアちゃんがいなくなったからと言って喜んでる事を意味しないのだ。 
    それは丁度今から家のカギ全てを付け替えるが、お前のカアちゃんを二度と入れない為を意味しないのと同
    じだ。(観客爆笑) 
    大人はな、異なったやり方で悲しみを表現するんだよ。 オレの場合は悲しみを喜びという形で表現する。
                                                            (観客笑)
ケリー: ねえ、パパ、私達2人きりで1週間過ごすんだから、何か一緒にしない? だって今迄一緒にした事なんて
     何もないじゃない。
アル: そんな事あるか。 お前が生まれた時、お前を家まで持って帰ったしな。 それからその10年後アイスクリーム
    を一緒に食べた。 それで・・・今日に至ったという訳だ。
ケリー: 分かったわ。 じゃ、話しでもしない?
アル: おお、いいな。 学校はどうなんだ?
ケリー: もう辞めちゃったわ!
アル: そうか、そりゃ良かった! ・・・で・・・・(質問を考えてる) お前幾つだっけ?
ケリー: んー、今迄私の為に誕生パーティーをしてくれた数で数えると・・・・3歳よ! (観客笑)
アル: なるほど年月が経つのは早い! (観客笑)
ケリー: 私の事何も分かってないでしょ?
アル: 分かってるよ! お前が生まれた時家に連れて帰ったしな、 それから・・・昔な、お前を車のボンネットの上に
    置き忘れた事があるんだ。 で、オレが車を出そうとすると、”ちょっと待って〜!私を忘れてる〜!”って声が
    したんだ。 そんで車を降りて、お前のカアちゃんを車に入れた。 そんでお前がココにいるというワケだ!
    (観客笑)
ケリー: うわ〜っ、パパ! うれしいわ! こんなにお互い深いきずなで結び合ってるなんて! だからせめて
     今週だけは、お互い二度と顔を合わさないようにしょう! ね?
アル: そうだな、そうする事でお互い更にきずなが深くなるだろう。 (観客笑)
ケリー: じゃ、来週また合おうね!

 場面変わり、ケリーが2階から降りてくるところから始まる。

ケリー: パパ、私カゼひいたみたい。 で、眠れないの。
アル: ケリー、お前数かぞえた事あるか? 丁度死ぬ迄あと何秒生きなきゃいけないんだと思いながら。(観客笑)
ケリー: ねえ、寝付けるように何かお話をしてよー。 
アル: そんなので寝られるかよ。
ケリー: お願〜い!
アル: 分かったよ! してやるよ! だがな、ハッピーなストーリじゃないぞ。 これはな、涙をさそうような非常に
   悲しい話しなんだ。

    昔あるところに、靴を売る青年がいた。 彼はいい奴だったが、どういう訳かいい事が殆ど無かった。 おっと、
   その青年は高校時代すごいスポーツマンだったって言ったっけ? ま、いいや、それでだ、その青年は皆の
   ヒーローになる筈だった。 ところがそれも束の間、いきなり”赤いの”が現われたのだ。(観客笑)
   その”赤いの”のせいで街は暗黒の真っ只中へと落しめられたのだ!(観客笑) 
   誰がこの赤いバケモノと戦うのだ?! 人はおののいたものだ。 そこでこの勇敢な靴を売る青年が前に出た
   のだ!  ま、皆が下がったと言ってもいいが・・・。(観客笑)
   というワケで、怨念のコンビが誕生したのだ! 続いて怨念の2人の子供まで!(観客笑)

   この孤独な靴売りの青年は、昔高校時代フットボールで1試合中4回もタッチダウン
   を決め、沢山の大学から引き抜きまであり、間違い無く将来は保証されていたのだ!
                                              (観客笑)
   なのに、この青年は赤いバケモノにやられるのであった!
   ああ、可愛そうな靴売りの青年! 遂にその青年は息を絶え、赤いバケモノの餌食
   となって孤独に死ぬのであった。 終わり!   (観客爆笑)

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