エクササイズが頭脳を高める
最近の動物と人体実験の結果では、エクササイズが脳の働きを高めると報告をしています。 それはハーバード医学大学で助教授を務める、ジョン・レイティ博士が、最近の実験報告で明らかにした事です。
動物実験では、脳内伝達物質の働きを高める他、脳細胞の数まで増やす事ができたとか。 この事から、最近の教育の傾向として、体育の授業数を減らす事について、再度検討する必用があると博士は指摘しています。
脈拍数で寿命が分かる?
ニューイングランド医学ジャーナル誌に掲載された、クリーブランド・クリニックの研究報告によると、心臓に問題を持つ患者にトレッドミルに乗ってもらい、運動の1分後に脈拍数を測ったところ、運動直後から1分当り12拍、もしくはそれ以下しか脈拍数が減らない人は、通常の人に比べ今から6年以内に死ぬ確立が4倍高いと発表しています。 実際総被験者の内、これに該当する者は、26%しか居なかったそうですが、それは亡くなった総数の、56%をも占めていたそうです。
運動する人は汗を沢山かく
一般に運動をしない人の方が汗を良くかくと思われがちですが、実際はその全く逆です。 ジョンホプキンズ大学に所属するインテリヘルスの報告では、運動を開始して最初に起こる体の変化として、汗をかく量が増える事だそうです。 運動をすると当然体温が上がります。 するとオーバーヒートを防ぐ対策として皮膚は毛穴から汗を出します。 それと同時に皮膚の毛細血管を広げ、沢山の血液を体の表面に送り込みます。 すると、汗の蒸発により熱を奪われ冷却された血液は、再び体内に戻って体を冷やすという仕組みになっています。 運動を定期的にするようになると、このプロセスの効率が上がり、直ぐ汗をかくようになり、又汗に含まれる塩分の濃度も、一般人より薄くなってくるそうです。
脳細胞膜に効く?
Neurology Journal(神経学ジャーナル誌)に掲載された、イタリアにあるバリ大学のアントニオ教授の研究報告では、非飽和脂肪を食事から摂っている高齢者は、摂っていない者に比べ、記憶力があまり落ちないと発表しました。 研究は278人の高齢者を対象に行われました。 教授曰く、非飽和脂肪が脳細胞膜を保護する役割をするからではないか、と説明しています。 尚、非飽和脂肪が含まれる食べ物とは、植物油ですが、特にエクストラバージン・オリーブオイルに多く含まれます。 他にはクルミ、豚肉、鶏肉、牛肉、卵、サバ、いわし、ゴマ、大豆油等となっています。
脂肪を取らな過ぎるのも危険
運動と免疫学シンポジウムが、インターナショナル・ソサエティ主催で開催された時、バッファロー大学の研究結果が紹介されました。 それによると、脂肪分を極力減らした食事を続けると、免疫力が低下する等幾つか問題を起こすというものでした。 実験では、ベテラン走者(1週間に平均65km走る)を対象に、1グループの食事に占める脂肪の割合を17%に抑え、他のグループと比べてみました。 結果は、免疫システムで重要な役割を果する、ルーコサイトという物質が、高脂肪食(32-42%)のグループに比べ、低脂肪食のグループは半分に減っていただけでなく、病気の感染や筋肉の炎症を起こしやすくなっている事が判明しました。
研究グループは、低脂肪ダイエットの危険性を指摘し、必須脂肪酸を沢山含む食事を奨励しています。
マーガリン?それともバター?
数年前の研究で、液状油を固形化したショートニングやマーガリンは、トランス脂肪酸という悪玉コレステロール値を体内で上げる作用が有ると判明し、人はバターの方が体に良いのではないかと考えましたが、今現在も大筋の意見では、バターよりマーガリンの方が悪玉コレステロール値を半分しか上げないという事が通っています。 しかし米国癌研究所のカレン・コリン博士の最近の研究では、マーガリンが必ずしもバターより優れているとは限らないと報告しています。 マーガリンでも柔らかくチューブに入っているものと、バターの様にかたく固形状のものとでは、固形状のものは柔らかいものより2倍近くのトランス脂肪酸が含まれているそうです。 従って固形状のマーガリンはバターより有害の場合が有り得るという事です。 又他にも、ファーストフード店のフライドポテトは、固形マーガリンにしてスプーン5杯分位のトランス脂肪酸が含まれているそうです。 これは結構な量です・・・
1本のタバコは11分の寿命を縮める
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌に掲載された、イギリスのブリストル大学のマリー・ショウ博士の研究によると、男性がタバコを1本吸うと11分寿命が縮むそうです。 これは実際データの統計から弾き出されたものです。 この理論からすると、1カートンはあなたの1日半に値します。
まあ、世界1周してロマンチックな一夜を過ごす位の時間といったところでしょうか。
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有名人フィットネスニュース
アクションムービースター:ジーン・クロード・バンダム39歳は、2千8百万円相当の最新のトレーニングジムを裏庭に建てたとナショナル・エンクワイヤー誌が報告しました。 しかしその情報に詳しい者の話では、ジムというより社交場のような造りとか。
ピープル誌がクリントン大統領に、「大統領就任期を終えた後、何か好都合な事は有りますか?」と尋ねたところ、「誰にも咎められる事無く、好きな時に好きな所でジョギング出来るようになる事です」と、答えました。 今現在もジョギングはしてますか?の質問に、「1994年に武器を持った男がホワイトハウスに現れて以来、シークレットサービスからフォート・マクネイヤーというホワイトハウスより15分離れた所でジョギングするように言われています。 それ以来、もっぱらステアマスターを1日20分しています」と答えました。 又1997年よりウエイトトレーニングを続けているそうです。
98年のそこそこの成績以来、タイガーウッドは自主トレに励んで来ました。 自分のスウィングに遂に満足した時、長年タイガーのコーチをしてきたブッチ・ハーモンを呼び、「遂に出来た!」と叫んだそうです。 実際肉体的にも大きく変化し、ウエイトトレーニングをプログラムに入れて来たお陰で、186cmの体に10kgの筋肉を付けたそうです。 その甲斐有って、ここ7回のイベントの内6回勝っています。 元PGAプレーヤージョニ−・ミラー曰く、「元々天性の素質があったところに、人工的なパワーが加わり、全く敵無しになってしまった!」だそうです。
ハーマン氏が、「長くプレーするには自己の肉体管理が重要」と言うように、タイガーは現在自他共に認める最高のコンディションで、毎日ゴルフとフィットネスのトレーニングに励んでいるそうです。
スーパーモデルのシンディ・クロフォードは、ケロッグ・カンパニーのスペシャルKのイメージキャラクターとして支持されています。
ケロッグ・カンパニーは、商品のイメージキャラクター探しに随分市場調査に時間をかけたそうです。 シンディ曰く、「私が支持された理由は、痩せ過ぎてないからだと思う」だそうです。 彼女は芸能活動の傍ら、フィットネス・エキスパートとして全米をセミナーで周る忙しいスケジュールの為、実際エクササイズをしている暇が無いとか。 それでも暇を見計らってランジやスクワッをする事は欠かさないそうです。
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