バイアグラはあなたの目を見えなくする?
バイアグラを飲むと、性的不能な男性が一時的とは言え、機能できる様になりますが、その一方で副作用が常にささやかれてきました。 中でも発売当初噂されたのが、目に影響があるとされ、ものが青く見えるとの事でした。 ところがその後の調査の結果、視力をダメにするケースがあるそうです。 これはバイアグラが目の神経に影響を与える為です。
通常この手に問題が発生するのが、糖尿病や高血圧を患っている人達です。 この発見について、メリーランド医学大学のハワード・ポメランツ教授が、先ごろ米国眼科アカデミー協会の会合で発表しました。 それに対し製造元のファイザー製薬は、未だ科学的に原因が立証されていないと否定しています。
(MSNBC, Mar. 9,2001)
メスアンフェタミンの恐怖
覚醒剤の一種であるメスアンフェタミンという薬は、誰でも手軽に台所で作る事が可能ですが、ニューヨークにあるブルックヘブン・国立研究所の報告では、研究者達が予測していた以上に大きなダメージを、使用者の脳に与える事が明らかになったそうです。
今回それを確認する為に、脳の断面を透視するCTスキャンを利用したところ、メスアンフェタミン常用者の脳は、パーキンソン病患者の脳と同じ状態だったそうです。
又、脳神経伝達物質であるドパミン(感情や肉体をコントロールするホルモン)の分泌が、通常レベルより25%低い状態である事も確認されました。 研究では、メスアンフェタミンの使用を停止すれば、脳が元の状態に戻るのかは未だ定かではないそうです。
研究者達は口を揃えて、このドラッグの危険性をより社会的に広く認知されるべきだと主張しています。 (Am J. Psychiatry,
2001)
攻撃的な男性は、免疫力が強い
攻撃的な男性は、そうでない男性に比べ、免疫力が強い事が判っています。 その理由は、男性ホルモンと大きく関っています。 一般にスポーツ選手は、競技に勝つと男性ホルモンが沢山分泌するのに対し、競技に負けると分泌が低します。
男性ホルモン値が低下すると、男性はうつ病気味になり、自尊心の低下、免疫力の低下、病気になりやすくなるのです。 他の特徴とし、精力減退、心配性、不眠症もあります。
あなたの周りにも元気で活力に満ちた人を見ると思いますが、皆元気で病気知らずでしょ? 男性ホルモンの低下を防ぐには、「自分は常に勝者と思え!」と専門家はアドバイスしています。 (Fitnesslink,
Mar.1,2001)
クレアチン
あなたがフィットネスにハマっているなら、一度はクレアチンというサプリメントの名前を聞いた事があると思います。
現在このサプリメントは、幅広くボディビルダーからスポーツマンまでに愛用されています。 その理由は、筋力と筋量を増すのに有効との理由からですが、今回このサプリメントの摂取量についてカナダにあるセントフランシス・ザビアー大学で調査結果が報告されました。 それに拠ると、使用開始時には体内のクレアチンレベルを上げる為に、しばらく多目に摂取するのが適当となっていましたが、研究では多目に摂取してもクレアチンは尿として排出されている事が解りました。
被験者は、体重100kg前後の男性で、体重1kgあたり0.1g摂取しました(100kgだと1日10g)。 するとその摂取したおよそ半分は尿として排出されていたのです。
研究では、ローディング(貯め込む)期間に沢山摂り過ぎても余り意味が無いと報告しています。 (J.Strength
Cond. 2001) |
太った人にはビタミンE
ビタミンEは抗酸化剤として重要なビタミンの一種です。
その効果は、心臓病やガンになるのを防ぎ、老化防止、更には免疫力の低下を防ぐと言われます。 また最近では、アルツハイマー病になるのを防ぐとすら報告されています。
今回ニューヨーク大学の研究結果で、太った人は太ってない人より、20%の高い割合で心臓病の元となる因子が多く生産されている事が判明しました。
研究では、それを防ぐにはビタミンEを多目に摂るようにと勧めています。 ビタミンEは、ナッツ類や大豆オイル、胚芽油に多く含まれます。 (Prevention,
Apr 2001)
TRIAX メタボリック促進剤
タイラトゥリコール(Tiratricol)は、甲状腺ホルモン剤で減量薬として販売されてきましたが、この度FDA(米国医薬品食品管理局)により販売が禁止されました。
このサプルメントは、1990年に減量薬としてFDAによって販売が認められたのですが、その後沢山の心臓病や発作が使用者より報告された為です。
タイラトゥリコールは、直接細胞内のミトコンドリアに作用し、食物から得たカロリーを蓄えるのではなく、熱エネルギーに還元する効果があると謳われたものでした。
現在この製品は、市場で売買するのを禁止されていますが、未だインターネット上では買える模様です。
(The Tan Sheet, Mar. 12, 2001)
水中毒!
随分昔の話ですが、運動中水を飲むと体がむくんだりお腹を壊すとし、水を飲む事を禁止していました。 その後70、80年代には、スポーツ選手が運動中脱水症になっているとし、科学者達は運動中水を飲む事を奨励しました。 ところが今度は、この説を極端に信奉し、運動前や運動中に異常に沢山水を飲む人が出てきました。
体の72%は水です。 その比率を維持する為には、水が多過ぎても困ります。 水を沢山飲み過ぎると、体内の塩分濃度が低下します。 この症状を指して水中毒と呼ばれるのですが、得に女性がなる確立が高いとされます。
水中毒の症状としては、頭痛、異常な疲れ、錯覚となり、何れも脳が膨張している為だと言われます。
アルコールとスポーツ選手
昔から肉体が強靭な人は、酒も強いものです。 これは男性ホルモンと関係があるようです。
その昔ギリシャでオリンピックなる競技が誕生された頃、ミロという無敵のレスラーが牛を1頭肩に担ぎ、屈伸運動をトレーニングでやったのは有名です。 その怪物ミロは、大酒のみでも有名でした。 毎日数ガロン(1ガロンは4リットル程)のワインをトレーニングの一貫?として飲んでいたそうです。
ところで近年のスポーツマンも、結構アルコールをたしなんでいる事が、ある調査で判明しています。 その調査では、運動選手は運動をしていない人よりアルコールを消費していたそうです。 しかし一方で、アルコールを飲む人は飲まない人より倍の確立で怪我をする事も統計で出ています。
アルコールは代謝率を低下させ、筋肉や肝臓内のグリコーゲンの蓄えを枯渇させるのです。 又ご存知二日酔いは、選手を頭痛と共にうつ気味にさせ、過敏症にもさせます。
あなたがもし真剣にスポーツに勤しんでいるのなら、アルコールから離れるのが妥当と言えるでしょう。 (Sports
Med 2000) |